スピリチュアル・リーディングの時、
「そちらの世界へ持って行けなかった物でほしい物はないか?」
という質問があります。ご遺族の方が亡くなられた方に対する質問です。
実は、あちらの世界へ持って行けるものは「愛情」だけだと言われています。
御病気をされた吉田拓郎さんがご自身のラジオ番組で語られたのが
「愛のある日常でなければ人生が非常に味気ないということを痛感しました。」(下記詳細)
という言葉でした。それとつながるなと思ったのが、スティーブ・ジョブズは亡くなられる少し前に残したとされる言葉です。
「私が持っていける物は、愛情にあふれた思い出だけだ。」
リーディングをさせていただいていても欲しい物を要求されることはあまり多くはありません。その人が自分であるというエビデンスのために欲しいものを言われることはあります。
例えば、ご病気で日本酒を飲めなかった方は「ビールではなくて日本酒がいいな」と伝えてこられました。実は、飲んでいいと医師から言われていたのがビールだったので、お仏壇に缶ビールをお供えしていたそうです。
少しウィットにとんだメッセージだなと感じたのですが、そういうことを言いそうな方だったそうです。
それより、
見守っているよ、
ちゃんと見ているよ、
というメッセージの方が多いです。やはりあちらの世界からも届けられるのは「愛情」なのだと思います。
≪愛のある日常を願う ~吉田拓郎さん》
吉田拓郎さんがご病気をされたとき、奥様が懸命な看病をされたそうです。
その奥さんの「必ず完治するから、一日一日だから」という言葉が励みになったのが伝わってきました。そして、こう続きます。
「僕はそういう苦しい体験(いくつかの病)をしましたが、その都度思ったことは人間は心と体が健康でないと何にも幸せな気分とか、力が湧いてこない。
健康というのはむしろ若い頃はどうでも良かったんだけど、それはとんでもないことで健康でないといけない。
そして愛のある日常でなければ、人生が非常に味気ない。これはとても大事なことだということを痛感しました。
僕はこの番組を通じて皆さんにいろんなこと言ってきましたが、心でずっと思ってることは皆さんの健康とかそういうものを心から願っています。
そして愛情が溢れた日常生活を皆さん永遠に送って頂きたい。そういうふうに祈っております。」 愛のある日常。。。という言葉、 奥さんが、”黙々と日常生活を送りながら、静かに僕を支えてくれて、”とも言われていたのですが、 だから 暮らし や、 生活 または人生 という表現ではなかったのかもしれないなと。。。。 私が言うと恥ずかしい表現になってしまうのがなんとも残念ですが、皆様も ・・・・愛のある日常を!