妻を看取る日 国立がんセンター名誉総長の喪失と再生の記録

以前のブログに読んだ本を全て掲載してました。これはその中の一冊。ブログは移動させているのでメモ代わりにこちらに掲載。

 

著者の垣添 忠生氏は国立ガンセンターの総長をしておられた方です。

何も目的がなく学生時代を過ごしていたそうですが、あるとき愛犬の死をきっかけに医師になる事を決め、学び働き多くの人を治療してきたそうです。

仕事柄多くの死に立ち会って来たけれど奥様の死をご自身が経験して初めてこんなに死別が苦しく死にたいと思うほどなのだと知ったそうです。

奥様は12歳年上で、駆け落ちして結婚されたそう。趣味も仕事も良きパートナーとして定年を迎えるころ奥様が病に。がんの専門医であるがゆえ、救えると信じ一度は回復に向かったけれどやがて再発。別れの日は大晦日だったそうです。

その後、無力感と喪失感を埋めるため酒に救いを求めうつ状態に。「死ねないから生きている」状態だったと言います。その状態が3ヶ月ほど続き、立ち直っていく過程が描かれています。

 

 

内容(「BOOK」データベースより)
駆け落ちまでした恋女房と40年、やっとのんびりできると思った定年間近。リンゴの種ほどの影が妻を襲う。がんは猛烈な勢いで命を奪っていった。がんの専門医でありながら最愛の人を救えなかった無力感と喪失感
―著者は酒に溺れ、うつ状態に陥り、ついには自死まで考えるようになる。その絶望の淵から医師はいかにして立ち直ったのか、心の軌跡を赤裸々に綴った慟哭と再生の体験記。