見えない人から守られているんだ

美容室 もう10年以上、髪のカットは同じ美容師さんです。男性美容師さんですが、なかなか興味深い方なのです。
見えないものは信じないし、見えるという人がいても信じない。なのに、UFOは存在しても不思議ではない、人間だけと思っているのはおごりだ、と考える人です。

以前のブログにも書いているのですが、次に掲載するのは5年ほど前のある日の会話を書いたものです。

『数日前にカットに行った。その時、お父様が4年前に亡くなられたと話しはじめた。生きているころは顔を合わせても「元気か?」「まあな」という程度の会話しかなかったそうだ。それが普通の親子の会話だった。ところが今は違うという。

「仕事が終わって風呂屋に行くんだ。歩いて行けるところにあるからね。夜空を見上げながらオヤジと会話しているんだ。生前より今の方が会話してるんだよ」

「その時、夜空にお父様の姿を重ねているのか、お父様のお姿がそこにあるとか、なの?」

「目の前にはいないに決まってる。見えないけどいるんだ」

「姿が見えなくても答えは返ってくるの?」

「まさか。何も答えなんて返ってこない。ただ自分の心の中にオヤジがいるんだ。だから会話と言うより一方的に話しかけている感じかな。でも、生きているときよりずっと近くにいる。それにいい関係だ。すぐそこにいる感じでオヤジも話を聞いてくれてるからね」

誰もが身内やペットの死を経験した時、話しかけたり、ペットの写真に触れながら言葉をかけたりすることはあるかもしれない。この人はそれだけではなく、お父様と会話ができているのだと確信を持っている。存在として見えないとしても感じている。
最後に「こんなこと話すと女房は、アホらしい、と相手にしないけどね」と漏らした。』

 

そして最近、美容室へ行ったときの事。「霊は怖くない。元々人間だから」と言い始めるのです。何かあったのか?と思ったのですが、実は話しの発端はコロナ感染症でした。

3回打ったワクチンの副反応はほとんど出なかったそうで、元々、インフルエンザにもかかったことがなかったそうです。

「僕はね、守られていると思うんだよ。オヤジが守ってくれているのはもちろんだけど、ご先祖様とかだね。それになんだろうな、強い何かかな。」

それって指導霊の事ですよね?と、口元まで出た言葉を飲み込み

「だから霊が怖くないのね」

と言葉にしてしまっていました。

「そうだよ。オヤジだって霊なんだから。歓迎するよ。ただ見えないんだよ。」

いや、そこにいます。とても嬉しそうな表情で。。。。と、言えずに愛想笑いをする私が鏡に映ってました。