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この方は母の実家の近くに住んでいて、子供のころから母の兄弟とは遊んでいたいわば母の幼馴染。大人になっても母とは出かけていたので付き合いは半世紀ぐらいだと思います。
職業は大工さん。宮大工もされ、仕事の話になると職人魂が伝わってきます。我が家も何度かお世話になっている方です。名前はYさん。
我が家でまた御世話になるかもしれず、先日、仕事場へ行ったときの事です。

数年前に体調を崩し手術をしたのは知っていたのですが、久しぶりに会ったこの日、膝を痛め、それも両ひざなので歩けば痛みがあり、思った通りに体が動かせなくなったと嘆いておられました。

奥さんは2年程前に突然亡くなり、母屋で一人暮らす生活も時折さみしさを感じられる、とお話になる横顔からのぞく表情になんと答えていいのか。。。。

以前のように仕事ができなくなったこと、好きな山に登れそうにないこと、畑仕事もままならい、と落ち込んだ様子で話しが続きます。年を取るという事はこういう事なのかな。。。とも。

 

所が、一本の電話がなったとき、とても嬉しそうな表情に変わるのです。聞けば、少し前から毎月第2水曜日は集まれる人だけ集まる、という会があるそうで、今日はその日だそうです。

誰が参加するか判らないそうですが、この電話はYさんを迎えに行くから一緒に行こう、というお誘いだったのです。Yさんの笑顔に私もなぜか嬉しい気持ちになりました。

電話を切ったとき、待ち受けが奥さんの御写真だと気づきました! 今日の会に奥さまは御一緒されますね。。。きっと。

楽しんできたよ、という報告が待ち遠しいです。

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